■ストーリー
FANZA
抱いて 描いて 魅せる
それが仕事になる。
そんな夢のような日々を送るユウくん
今の現実を維持するため
彼はいつも冷静だった。
ねね:「その子はアイドルから
こっちの業界へ
転身してきたばっかりでね
まだ右も左もわからないの」
ユウ:「むずかしい漢字ですね
なんてお呼びすれば」
ねね:「のまちゃん
ってみんな呼んでるよ」
一通りの前情報をSNS上で受け取るユウくん
モニター越しの三者面談
のま:「性に対してちゃんと向き合いたい
もういつわりの自分とか
だしたくなくて」
ユウ:「(のわりにはめっちゃ壁を感じるなー)」
年齢が離れていることもあるからだろう
2人とも緊張をごまかすように
業務的な質疑応答ばかり
するとねねが
「まずは2人で湯舟にじっくり
つかるといいよ!
めっちゃやすらぐから」
と、助け舟をだす。
『めっちゃやすらぐ』
その言葉は
二人の脳内でふわふわとマシュマロのような
やわらかさとやさしさを保ち
こだまする。
そして約束の当日、おち合う2人は…