本書は、『金史』海陵本紀と『大金国志』の海陵煬王紀年、『金史』列伝のうち海陵王周辺の人物たちの伝を訳したものに、多少の説明を附したものです。
FANZA
世宗時代の修史を色濃く反映した『金史』は、海陵王を貶める記事に満ち溢れていますが、一部にはそれに反する記事も見え、全体を見通すことである程度事実が見えてくるのではないかと期待して、ここに海陵王関連の記述を訳しました。
注意書き:海陵王の後宮の女性たちと「十大悪人」については、あまりにも脚色が過ぎ、且つ既に他にも取り上げられているので、ここでは省きました。